たくさんある終活カウンセラー資格を集めました!
終活とは、
- 自分の人生の終わり方を計画すること(エンディングノートの作成)
- 財産や相続、遺産のことで家族を残された家族を困らせないようにすること
- お墓や葬式をどのようにするか決めておくこと
のようなことを生前から行っておくことを言います。
終活カウンセラーやアドバイザーは、自分のことだけでなく、第三者に上記のことをアドバイスできるようになる資格のことですね。
ご自身や身近な方の終活相談に乗る為に取得する以外の目的で、この資格単独で起業したり独立したりするのは収入面で難しいですが、
- 保険、不動産、FP
- 弁護士、司法書士、行政書士
- 介護、医療
などの関連分野の専門家の方が取得すると、相乗効果で事業に活かしやすいです。
終活系資格の特徴
終活系資格はいくつか種類があるのですが、どれも同じような特徴があります。
- 通信講座
- 合格率は98%以上で難易度は易しい
- 認定試験は在宅受験(マークシート方式)
などなど。
どれも難易度は高くなく、本気で受講して勉強すれば、ほぼ確実に取得できる資格になっています。
どの終活系資格を選んでも大差はないので、極論を言えばどれを選んでも同じです。
選ぶコツを一つ挙げるなら、各公式サイトをチェックして、頻繁に更新されているかチェックすることです。
よく更新されているところは、シッカリした運営がされている証拠ですので、急に主催団体がなくなってしまったり、サポートが不親切だったりという可能性が低いからです。
種類について
(1)終活カウンセラー | 一般社団法人終活カウンセラー協会 |
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(2)終活アドバイザー | NPO法人ら・し・さ |
(3)終活ライフケアプランナー | 一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP) |
(4)終活診断士 | 一般社団法人 日本クオリティオブライフ協会 |
(5)終活士 | 日本終活士協会 |
(6)終活マイスター | 一般社団法人日本終活マイスター協会 |
上記の順番で、詳細を解説していきます!
(1)終活カウンセラー
「終活カウンセラー」とは、一般社団法人終活カウンセラー協会が実施している認定資格です。
この資格を取得することで、
- 終活に困っている方、悩んでいる方の話を傾聴
- 相続や遺言、保険、葬儀、介護などの専門家への橋渡し
することができるようになります。
もちろん第三者のカウンセラーとなる目的でなく、ご自身の為に取得される方も多くいます。
種類
初級
終活に関する基礎知識を学び、自分のエンディングノートが書けるようになる講座です。
講座を在宅受講し試験に合格すると、終活カウンセラーとして認定されます。
上級
第三者にエンディングノートを書く為のアドバイスを行えるようになります。
インストラクター養成講座
終活カウンセラーの先生となり、新たな受講生に対して教えられるようになります。
(2)終活アドバイザー
「終活アドバイザー」とは、NPO法人ら・し・さが認定している資格です。
ユーキャンを通して講座を受講することができます。
この資格を取得することで、
- エンディングノート作成のアドバイス
- 終活で悩んでいる人の相談
- 自治体窓口への同行
などが行えるようになります。
講座内容
講座では、
- 終活とは?
- お金、金融資産、不動産について
- 公的医療、介護保険、年金
- お葬式やお墓の知識
- エンディングノートについて
- 資産の整理、相続について
- 成年後見制度
- 高齢者施設
のようなことを学ぶことができます!
認定される為には?
ユーキャン講座の修了課題が、そのまま検定資格となります。
修了課題には在宅で取り組むことができるので、試験会場などに移動する必要はありません。
またマークシート方式で行われるので、難易度的には簡単な部類に入ります!
(3)終活ライフケアプランナー
「終活ライフケアプランナー」は、一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)が認定している資格です。
講座への受講はキャリアカレッジジャパンを通してお申込みすることができます。
受験資格はないので、自分の終活・他人の終活に興味のある方はどなたでも学ぶことができます。
講座内容
キャリカレの講座では、知識ゼロの方向けに、
- 死生観
- エンディングノート(財産、葬儀、遺言書、自分史など)
- お墓の種類の選び方(寺院墓地、永代供養墓、霊園個別墓、合葬墓、散骨)
などを学ぶことができます。
認定試験について
修了兼認定試験は、在宅で受講することが可能です。
また、テキストを見ながら回答することもできますので、試験前に丸暗記する必要もありません。
合格基準は7割以上の得点となっており、無事に合格すると「終活ライフケアプランナー資格」が認定されます。
資格の活用方法
終活ライフケアプランナーの取得後の活用方法としては、
- 各専門家と終活セミナーを開催したり
- 相談者との個別カウンセリング
- エンディングノートの作成補助
- 葬儀、保険、福祉業界への就職
などが考えられます。
ただし、上の2つ一本で起業したり独立するのは非常に厳しいので、本業との掛け合わせで考えるのが無難です。
(4)終活診断士
終活診断士は、「一般社団法人 日本クオリティオブライフ協会」が認定している終活系の資格です。
パソコンやスマートフォンで受講できるeラーニングを用いているのが特徴的です。
認定試験についても、ネット上で在宅受講することができるので、通学の必要は一切ありません。
終活診断士を取得する過程では、以下の3つの機能を学ぶことができます。
- 支持的機能:生活者の味方であること
- 教育的機能:知識を活用して教育支援を行うこと
- 管理機能:生活者が自己管理できるようサポートすること
どんな人が取得すると活用できるの?
終活系の資格は、それ単体では起業したり独立したりは収入的に難しいので、ご自身の本業と組み合わせるのが効果的な活用方法です。
相性が良いのは、
- 弁護士、司法書士、行政書士
- 保険代理店・販売員、ファイナンシャルプランナー
- 医師、看護師
- ヘルパー、介護福祉士、ケアマネジャー、ソーシャルワーカーなどの介護福祉関係の型
- 供養に関連するお仕事の型(仏事コーディネーター、お墓ディレクター、葬祭ディレクターなど)
などが挙げられます。
カリキュラム
- 終活概論:生活者が求めること、倫理観について
- 役割:対人援助のルール、老いの理解
- ルール:生前、相続法、遺言作成、後見制度、死後の手続き
- マネー:老齢期に必要な資金、生活設計、財産の運用
- カラダ:運動、内臓、認知機能の低下について、寿命
- ココロ:老齢期の心身の問題
- ケア:介護、終末医療、尊厳死、看取り
- クヨウ:遺骨、グリーフケア、お墓、宗教観
試験の合格基準
問題数は40問で、100点満点中75点以上で合格となります。
(5)終活士
終活士は、終活に特化した専門家集団である「日本終活士協会」が認定している資格です。
この資格が他の終活系資格と異なる点は、
- 東京
- 大阪
- 福岡
にスクールがあって、そこに通って受講することです。
また資格認定試験に関しても各会場で受験することになります!
講師はどんな方?
終活士の場合は、各テーマごとに専門家の方が講師と務めています。
一例を挙げると、
- 終活ジャーナリスト
- ファイナンシャルプランナー(FP)、CFP
- 相続士
- 税理士
- 不動産コンサルマスター
のような方が講師をやられています。
(6)終活マイスター
終活マイスターは、「一般社団法人日本終活マイスター協会」が認定している民間資格です。
ただ、こちらの資格や協会については、ネットでも最近更新された情報が見られませんでした。