私が行った社会福祉士の国家試験対策

国家試験対策講座と試験前日・当日のこと

大学3年生の後期にあった介護概論の履修が済み、資格取得に必要な教科の履修が全て済みました。

 

社会福祉士の試験は4年生の1月に行われるので、その時点で1年近く余裕がありました。

 

なので、その1年の間に勉強すればいいと思いましたが、13教科もある中でどの教科を、どのように勉強すればいいのか全くわかりませんでした。

 

勉強方法がわからない

 

国家試験対策講座が学校で開かれる

4年生になり、卒論などでバタバタしていましたが、社会福祉士の受験対策講座が開かれるという話があり、早速私はその講座に申し込みをしました。

 

講座に必要なテキストもありましたので、かなり出費がかさみましたが、どうしても資格が欲しかったので、4年生の夏休みの約1ヶ月をその対策講座につぎ込もうと決意しました。

 

この講座は大学の教授が過去に出題された問題から、国家試験の傾向を考えてくださり、対策テキストを作って講座を行ってくれるというものでした。

 

試験対策のポイント

 

私たちが今まで講義を聴いていた教授たちの講座ということで、安心して講座の話を聴くことができました。

 

また、講座の中で、講座指定のテキストだけでなく、中央法規から出版されている社会福祉士の「受験対策ワークブック」というテキストがお勧めだという話が出ましたので、アマゾンでそのテキストの、

  • 共通科目編
  • 専門科目編

の2冊を購入しました。

 

私の勉強法

私の勉強法は、まず「講座のテキスト」と「受験対策ワークブック」を見比べるところから始まりました。

 

(1)内容を比較

まず、講座のテキストで出題されるだろうといわれた箇所がワークブックにもあれば、ワークブックにラインを引きました。
なければ、関連する箇所に付箋を貼り、内容を書き込みました。

 

(2)過去問にトライ

次に過去問を解き採点し、間違っていた箇所や大切だと思った問題の解説を読み、ワークブックの関連する箇所にラインを引いたり付箋で書き込んだりしました。

 

私は過去5年間分の過去問を持っていましたが、それらの問題を解くだけでも膨大な時間がかかってしまったので、過去3年間に絞り、解説を徹底的にワークブックに書き込みました。

 

講座のテキストと過去問の解説が重なる箇所にはアンダーラインを引いて、最も重要だと印象づけました。

 

それらの作業が終わったのは、試験一週間前でした。
最後の一週間はその付箋だらけのワークブックの中でもアンダーラインを引いた箇所を集中して覚えました。

 

社会福祉国家試験の前日と当日のこと

私が、社会福祉士の国家試験を受けた会場は、名古屋の藤が丘にある愛知学院大学でした。

 

自宅からは会場までは、二時間以上かかったので、会場から地下鉄で30分ほど離れた栄にあるホテルの予約を取りました。

 

前日はホテルに宿泊

 

前日の体調は最悪

名古屋へ向かう一週間ほど前から1日の睡眠時間を3時間ほどにしてテキストの内容を頭に詰め込んでいたので、実は名古屋へ向かう日(試験日の前日)はあまり体調がよくありませんでした。

 

宿泊したホテルは賑やかな繁華街にあるため、一晩中賑やかな声や車の行き交う音がしていて、勉強どころか一睡もできませんでした。

 

試験当日の様子

試験当日は、体調不良に睡眠不足も重なって最悪のコンディションでしたが、今日は4年間の総決算の日で「今日が終われば思う存分眠れる」と自分に言い聞かせ、闘志を奮い立たせました。

 

栄から地下鉄に乗ると、先に乗っている乗客の多くが、社会福祉士のテキストや問題集を片手にしていました。

 

藤が丘に行くに連れてそのような乗客が増え、緊張感が増してきました。
幸い私は友人6人と一緒でしたので、試験以外の話をすることで緊張感を和らげることができました。

 

大学に到着してから知りましたが、同じ会場で介護福祉士の試験も行われているらしく、大学が全て資格試験の会場として貸し出されていました。

 

そのため、自分の受験番号から教室を探すことがとても難しく数十分かかってしまいました。
その間、寒さと緊張から震えがとまりませんでした。

 

教室にたどり着き、最後に暗記しようとテキストを開くのですが、教室の空気が緊張感で溢れ、私の頭に全くテキストの内容が入って来なかったことを覚えています。

 

試験内容

試験は、5択のマークシート形式で150問ありました。
事例問題もある社会福祉援助技術以外は十問ずつありました。

 

たとえ合格点に達していても、一教科で0点をとってしまえば、試験に合格することはできません。

 

試験時間は、

  • 午前が10時から12時15分
  • 午後が1時45分から15時30分

の合計3時間30分でした。

 

難易度・合格率

合格のボーダーラインの点数は毎回異なり、その年の難易度で決まっていました。

 

毎年受験者の30%弱の方が合格していますが、年々難易度が上がり、最近では、20%近くになっています。
私が受験した年も合格率は27%ほどでした。

 

問題用紙を持って帰ってくることができましたので、帰宅して早速インターネットの解答速報を確認し自己採点を行ってみました。

 

苦手教科である、社会福祉原論と医学概論はなんとか3点ずつ確保でき、得意な公的扶助論や社会福祉援助技術論では、7割から9割の点数を確保することができました。

 

自己採点での点数は84点で私が受験した前年の83点のボーダーラインをなんとか超えることが出来ていた程度でしたので、合否は五分五分だろうと思っていました。

 

合格発表

3月30日にパソコン上での結果発表で無事に受験番号があることを確認できたときは、全身の力が抜けるほど安心したことを覚えています。

 

次は「大学の就職支援と私の就職活動」です。

 

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