社会福祉士の勉強法を合格者が伝授

社会福祉士試験を受験するキッカケと合格体験談まとめ

私が、社会福祉士の資格を取ろうと思ったのは、実際に大学に入ってからでした。

 

しかし、介護などの仕事に興味を持つきっかけになった出来事が中学二年の時にありました。
それは、夏休みの一日を利用して行う一日職場実習体験でした。

 

中学の時の職場体験

 

介護施設で一日職場実習

当時実家の校区内には、介護老人保健施設が一件ありました。

 

校区内にはたくさんの実習場所がありましたが、仲が良かった友人が「その施設で実習をしたい!」と言い出したので、私はその意見を尊重し、彼女と一緒にその施設で実習することを決意しました。

 

実習の内容は、午前中は施設の説明と見学、余った時間である一人の女性入居者の方の食事介助のお手伝いでした。

 

初めての経験で、勝手が分からず、他の職員の方の見よう見まねで食事介助を行いました。

 

不慣れな私の介助でもその女性の方は本当に美味しそうに食べてくださいました。
15年以上経った今でもそのことは私の脳裏にしっかりと残っています。

 

午後からは、布おむつを畳む作業のお手伝いをさせていただきました。
単純作業の繰り返しであったので、慣れてしまえば、作業が早く行えるようになりましたが、莫大な数のおむつに悪戦苦闘したことを覚えています。

 

一日が終わるとどっと疲れがこみ上げたとともに、そのやりがいと仕事をすることの喜びを感じました。

 

高校を選択するきっかけ

結局、中学の三年間で、他の職業も含め三箇所の職場実習を行いました。
その中で介護老人保健施設の実習があまりにも印象深く、将来働きたい場所の一つだとその当時思っていました。

 

そして中学三年生になり、進路を選ぶ時期になりました。
ちょうどその時、皇學館大學大学付属の皇學館高校のパンフレットに、皇學館大學に社会福祉学部が創設されるという記事を見つけました。

 

両親と相談し、付属の高校に入れば、大学へもすんなり入れると思い、その高校への入学しようと思いました。

 

大学受験をキッカケに改めて思い出す

しかし、高校へ入りすんなりと大學へ入れるわけではないと知りました。
入試を受け、合格する必要があったのです。

 

期待はずれだと思い、高校で様々な経験を積んだことを踏まえて、違う大学で社会福祉以外のことを学んでみようかと思いました。

 

皇學館大學以外の大学の推薦入試に臨みましたが、その受験の面接の時の試験官に、高校を選んだ理由を聞かれ、中学の職場体験のことをその時思い出しました。

 

様々な夢を抱いていた私は、その時初心に帰ることができ、改めて皇學館大學社会福祉学部を受験しようと決意しました。

 

このページではさらに、私以外の社会福祉士試験に合格した2人の体験談を紹介していきます!

 

1人目:実務で働き始めてからスクールに通って合格

私は社会福祉士試験に合格する為に、福岡県にある九州アカデミー学園の社会福祉士養成課程に通って勉強しました。

 

そこで勉強した内容について紹介していきます。

 

レポート課題について

一年半の通信課程で、毎月1つ〜2つのレポートを提出する必要がありました。
教材として渡されるテキストを参考にして、与えられたテーマで約800文字のレポートを書き上げます。

 

レポートを提出

 

それを、担当教官が採点してくださって、数か月後に返却されます。
すべてのレポートが成績評価のもとになるので気を抜くことはできませんでした。

 

スクーリング

1年半の間に2度、スクーリングという面接授業があります。
広い講義室で200人弱の受講生が集まって講義を聴くのです。

 

一度のスクーリングで8日間あったので、社会人だった私は有給休暇や夏休みを利用してスケジュールを調整しました。

 

また、現場実習もあるのですが、私の場合は介護現場での実務経験があった為、約1か月の相談援助現場実習が免除になりました。

 

試験対策

社会福祉士は国家資格ですが、その国家試験対策は、中央法規から出版されている「でるナビ」という問題集をみて理解を深め、さらには過去問を繰り返しました。

 

範囲の広い試験なので暗記には苦労しましたが、努力して念ずればきっと花は開くと思います。

 

 

2人目:福祉系大学経由で取得するコース(実務未経験)

大学が福祉系(四年制)だったのもあり、授業の中で試験を受ける為の指定科目を履修すれば試験を受けられました。

 

そして、無事に試験にも合格したので社会福祉士を取得することができました。

 

働ける場所

社会福祉士はその名前だけではイマイチどのような職に就けるのか想像しにくいですが、大まかに言ってしまえば相談援助職です。

  • 高齢者施設
  • 児童施設
  • 病院
  • 社会福祉協議会
  • 公務員

など幅広い場で使うことのできる資格だと思います。

 

試験直前での勉強方法

授業については各学校や通信講座によってまちまちだと思いますが「試験直前はどうやって勉強したか?」というとひたすら分厚い問題集を解いていました。

 

全分野の解説が詳しく載った問題集を3周くらいして、3年分の過去問の載った問題集を仕上げに行いました。勉強期間は3カ月くらいです。

 

社会福祉士の試験に関してはほぼ暗記問題なので、好みの参考書を選んで勉強すればいいと思います。(私は中央法規出版が好みでした)

 

受験者によって差がつくのが「困った状況下にいる人を、どう援助していったらいいか」を選択する事例問題だと思います。

 

これは実際に福祉の現場に出て働いている人が圧倒的に有利なので、そうでない人は問題数をこなしていく他ないと思います。

 

次は「皇學館大學での各学年ごとの履修状況」です。

 

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