皇學館大學での各学年ごとの履修状況
私が入学した皇學館大學では、必要な科目を履修すると社会福祉士の国家試験受験資格を得ることができました。
また、皇學館大學へ入ってから、この大学の社会福祉学部では社会福祉士以外にも、
- 教員免許
- 保育士免許
など様々な資格を取ることができるということが分かりました。
それでも私は、社会福祉士の受験資格取得に集中したいと思いました。
必須教科を調べる
社会福祉士の受験資格を得る為に必須の教科については、
- 教授
- 大学の事務局
の方に聞いたりして調べました。
そのおかげで、
- どの教科を、
- 何年生のいつ取れば、
- 全ての必須教科を卒業までに履修できる
というゴールまでのルートを、入学して初めての教科選択の段階で大まかなメドを付けることができました。
とはいえ、
私は、できるだけ早く全ての教科を履修したいと思っていたのですが、この学部を卒業するために履修しなければならない教科がそれぞれの学年でたくさんあり、なかなか思うように必修教科の履修ができませんでした。
各学年での履修状況
社会福祉士の受験資格を得るための教科は全てで16教科ありましたが、1年生の時に履修できたのは、社会福祉原論と医学一般のたった2教科だけでした。
振り返ると、その時が一番もどかしかったですね。
一年生
1年生の時には、英語や皇學館大學の歴史を学ぶ授業や伊勢神宮に関する神道の授業などの履修をする必要があり、私にとっては退屈な授業がほとんどでした。
そんな退屈な授業に何度も心が折れそうになることもありましたが、体育や手話など、実技を交えた楽しい授業もあり、それらの授業と友人たちとの休憩時間のおしゃべりを楽しみに大学へ通っていました。
二年生
通学や授業形態にやっと慣れてきた2年生になり、ようやく資格取得のための教科をたくさん履修することができるようになりました。
2年生の時に履修できた教科は、
- 老人福祉論
- 障害者福祉論
- 児童福祉論
- 社会保障論
- 公的扶助論
- 地域福祉論
- 心理学
- 社会学
の8科目でした。
1年をかけてたくさんの必須教科を履修できましたが、卒業のための必須教科の履修も1年生の時に引き続きありましたので、1限から5限までみっちりと授業で埋まってしまう曜日がたくさんあり、クタクタで毎日帰路についていたことを覚えています。
三年生
3年生になり、残りの教科である
- 社会福祉援助技術論
- 法学
- 介護概論
を履修することができました。
また、3年生の夏休みに行う社会福祉現場実習のための指導の科目や、社会福祉援助技術演習という社会福祉援助技術論の延長の授業も履修することができ、社会福祉現場実習を行うことができました。
授業時間
皇學館大學の一日の授業は5限あり、1限が90分でした。
長いです。
皇學館大學への評価
私が社会福祉士を取る為に在籍していた皇學館大学は当時、
- 伊勢学舎
- 名張学舎
に分かれていました。
- 伊勢学舎は文学部
- 名張学舎は社会福祉学部
で、昔からある伊勢学舎がよく知れ渡っており、一学年あたりの人数も社会福祉学部の二倍ほどありました。
伊勢学舎
伊勢学舎の周りは、高校や中学校などの学校が固まってありました。
周りには飲食店やコンビニなどがあり、徒歩で最寄り駅まで20分程で行ける距離にあるので、とても立地条件がよかったです。
名張学舎
それに対して名張学舎は、小高い丘の上に立っており、周りには荒れ地が広がっていました。
スクールバスは出ていましたが、最寄りの駅まで歩くと一時間以上かかります。
コンビニや飲食店までも歩いて30分以上かかるので、授業の合間に暇つぶしをできる場所は学校の中しかありませんでした。
※このようなキャンパス格差は青学のようです
それは不便でもありましたが、友人通しの会話が増え、親友と呼べる人ができるきっかけにもなりました。
また、友人だけでなく、教授やそのほかの学校の職員とも仲良くなれ、授業や就職のことはもちろん、ボランティアやちょっとしたアルバイトの情報なども教えていただきました。
中には、打ち上げなどではなく、個人的に教授と飲みに行くなど、気の知れた間柄になった教授と生徒もいらっしゃいます。
私は他の大学へ通ったことがないので、どのようなものかわかりませんが、この学校は、私が通っていたときは設立して5年前後でしたので、
- 校舎や設備が新しく
- オールバリアフリーで
- 清潔感があり
- 誰もが皆仲良くなれる
非常に良い大学であったと思います。
全体のまとめ
中学生の時の職場体験から15年以上の月日が経ちました。
あの頃に思い描いた皇學館大学社会福祉学部への入学の夢が叶い、介護施設での仕事も体験でき私はとても幸せ者だと思います。
中学生の時には全く知らなかった社会福祉士という資格や、ボランティア、そして講義を通して少しずつ成長できたことを誇りに思います。
両親や家族に感謝すると共に、一緒に学んだ仲間、教授などたくさんの方の支えがあって今の私がいると思います。
また社会福祉士は、少子高齢化の影響で需要の増えてきている資格でありますが、資格を持っていても現場の職員の人数が足りません。
その結果、現場での仕事へ優先的にさせられてしまい、相談員やケースワーカーとして働かせてもらえないというケースがたくさんあります。
資格をとっても実際に資格を有効活用できないということは、手持ち無沙汰で物足らないと思われる方もたくさんいらっしゃると思います。
しかし、実際の現場で働かなければわからないことの方がたくさんあります。
様々な経験をして、たくさんの社会福祉士の資格を持っている方が、幸せになれる社会になってほしいと私は思っています。
次は「共通科目(社会福祉士編)」です。