「ターミナルケア」って何でしょうか?

ターミナルケアとは?

あなたの大切な親御さん、もしくはご家族を介護施設でお世話してもらうことになったものの、

  • 急に体調を崩されたり
  • 持病が悪化するなどして

余命が尽きようとしている時は必ずやってきます。

 

その時にご本人の最後の時を、何処で、どのような形で迎えさせてあげますか?

  • ご本人の思いでが沢山詰まっている自宅にしますか?
  • それとも、近所の病院にお願いしますか?

 

ご本人様が高齢である以上いつ何があるかはわかりません。
介護施設に入居が決まった時点でご本人の最後を何処で看取るのか?

 

ご本人の生前中に話し合って、看取りの場所を決めておいた方が良いかと思います。

 

またご本人の意思が確認できない状況になることも十分に考えられますから、ご家族、ご親族の皆様の間でも必ず決めておいた方がよろしいと思います。

 

介護施設での看取り(ターミナルケア)

また最近では、介護施設で看取りまでのお世話を行ってくれる施設も増えています。
これを「ターミナルケア」と言います。

 

ターミナルケアとは、ご本人の生前中に、

  • ご本人
  • ご家族
  • 介護施設側

の3者で、ご本人の最後の時をどのような形で迎えるのか?をご本人の意思を最大に尊重しながら、看取りまでのお世話を介護施設にお任せする終末期の介護です。

 

ただ全ての介護施設が「ターミナルケア」を行っているわけではありません。

 

介護施設への見学や申込みをされる際には、「ターミナルケア」を行っている施設であるかを確認された方が良いと思います。

 

本当のターミナルケアとは?

終末期を迎えるご本人に対して、食事や入浴、排せつなどの日々の介護を行うのは介護施設の職員さんです。

 

ですが、最後の時を迎えようとしているご本人の「不安や恐れ寂しさ等のこころのケア」はご家族や親族の方だからこそできる大切な終末期のケアです。

 

家族でターミナルケア

 

看取りに関して施設でのターミナルケアを選択したとしても、施設にすべてを任せるのは良くありません。

 

家族と施設が、ご本人が最後の時を安らかに穏やかに迎えられるよう「刻々と近づく、最後の時に何が出来るのか」を考えながら「ターミナルケア」を行うがとても大事です。

 

緩和ケアとの違い

緩和ケアは、末期のがん患者などの為に行われる、苦痛を和らげる為のケアです。

 

終末期のケアに加えて、苦痛を緩和させる治療も合わせて行うのが、ターミナルケアとの大きな違いになります。

 

ご本人だって不安なんです

今までお世話をされてきたご家族にとって、新たな環境で生活されるご本人さんの生活に対して、

  • 知らない人達とこれから、上手くやっていけるだろうか?
  • 慣れない環境の中で、体を壊したりしなければいいけど・・・

という風に、多かれ少なかれ不安を感じてらっしゃると思います。

 

ですが、
新しい環境で生活を始めることに一番不安を感じているのは「ご本人さん」なんです。

 

今まで、自分の身の回りの世話をしてくれていた家族ではなく、赤の他人である施設の職員に身の回りの世話を頼まなければいけないのですから。

 

入居する本人の不安

 

新しい生活を始めることに不安でいっぱいのご本人にとって、その不安を和らげられるのは、施設の職員さんなのです。

 

安心して入居出来そうですか?

入居の契約というと、どうしても家族が主導になってしまい肝心のご本人さんが後回しになってしまう。
こんな場面を多々見かけます。

 

ですが一番大切なこと、
それは、これから新しい環境での生活を始められるご本人さんが不安を感じることなく日々、安心して生活してくれることです。

 

その不安に対して施設の職員さんはご本人さんのこれからの生活について、1つ1つ丁寧に説明する義務があるのです。
ご本人さんが感じている不安や疑問に対して、誠実にわかり易く説明してくれましたか?

 

例えば、
「お風呂に入りたい時はどうすれば・・・」
という生活面の質問に対しては、
「○時からお風呂場は開いていますから、○時から○時までの間は自由に使ってくださってかまいませんよ」

 

「身体の調子が悪い時は、誰が病院に連れてってくれるのかね?」
という身体面の疑問に関しては、
「いつでも、職員に気兼ねなく尋ねてください」
など質問を受け付けてくれる環境にあるでしょうか?

 

入居前の契約時

こういった入居後の生活にかかわる疑問や不安について、ご本人から直接、施設の職員さんに対して質問をさせてあげてください。

 

家族に対しては丁寧でも、ご本人に対しては「ぞんざいな対応」になる場合もありますから。

 

施設側から詳しい説明が無いようであれば、ご家族の方が、そういう機会を設けてあげてください。
ご家族は、ご本人の不安や疑問を解消できるよう手伝ってあげてください。

 

契約や金のことでご家族も大変かもしれませんが、これから生活をされる主体であるご本人さんも、大きな不安を感じています。