介護支援専門員に相談しましょう!

自分一人で悩まず相談してみる事が大切

介護付き有料老人ホーム(または特別養護老人ホーム)への入所順番を自宅で待たなければならないとしても、種々のサービスを組み合わせることにより家族が同居していなくても自宅での生活を続けて行くことができます。

 

ですからまずは、市町村に介護認定申請して介護認定をしてもらったなら、居宅介護支援事業所の介護支援専門員の誰かに相談すると良いでしょう。

 

個人で介護制度を理解するのは不可能

制度上は、介護支援専門員にお願いしなくても、自分の望む介護サービスを受けることは可能です。

 

その場合、自分が認定を受けている要介護によって1ヶ月に利用できる限度単位数(1ヶ月の内、一割負担で利用できる介護サービス料金の限界と思ってください)が決まっているため、その限度単位数を越えない様にしなければなりません。

 

これはよく「セルフプラン」と呼ばれ、市町村によってはこのセルフプランを推奨している行政もあります。

 

1割負担で利用するには、残りの9割を国保連合会というところに請求し、自分が利用したサービスの事業者に支払ってもらわなければならないのですが、これは、セルフプランの場合は市町村の担当者が行ってくれます。

 

ただ、介護保険はめまぐるしく変わる制度であり、制度改正ごとにそれを把握することは不可能に近いと言えます。

 

また、一割負担で介護サービスを利用しなくても、地元の社会福祉協議会の無償あるいは有償ボランティアで賄えるサービスもあります。

 

介護支援専門員に相談

 

こういった、いわゆる地域の社会資源の活用というのも介護支援専門員は視野に入れて、担当する方の支援を総合的に考えてくれますので、やはりまずは介護支援専門員に相談してみるのが得策と言えます。

 

口コミを上手く活用しましょう!

その場合、正直言って良い評判が良くない介護支援専門員がいることは事実です。
ですから「実際に利用している方から直接評判を聞く」ということが出来ると一番良いでしょう。

 

これは、直接利用している高齢者に聞く必要はありません。
病院や、実際に介護サービスを受けた施設のスタッフなど関係者の中で、関わる過程で「この人は信頼出来る」と信じられる人に聞いてみることも一案です。

 

その場合、好き嫌いが関係してくる事もあるので、一人からの情報を信じる事は危険です。

 

良い介護支援専門員を選ぶ方法

介護支援専門員を選ぶ基準としてあくまで大切なことは、

  • 公平性があるか
  • 話をよく聞いてくれてニーズをきちんと把握してくれるか
  • 自分が担当しているのはその利用者であって、家族の担当ではないというスタンスを感じられるか

ということだと思います。

 

家族よりも担当する利用者の事を重視する姿勢は、家族にとってはもどかしい時もあるかもしれません。
しかし、立ち位置がぶれない人というのは、何かあった時にきちんとしている人です。

 

ですから、例え途中に色々な問題があったとしても、きっと最後まで力になってくれます。

 

今の時代に人を信じる事は容易でなないと言えるかもしれません。
でも、自分の親が、家族が、はたまた自分が、実際にお世話にならざるを得ない可能性は否定できません。

 

自分が利用する立場になった時に、この人は自分に対してどんな事をしてくれるのだろうか…そんな観点でみてみると良いかもしれませんね。

 

訪問系サービスのメリット・デメリット

在宅でご家族のお世話をされている介護者にとって、最もポピュラーな介護サービスが「訪問介護サービス(ホームヘルパー)」ではないでしょうか。

 

お世話をされているご家族の不在時や、お仕事で忙しい家族が家を留守にする時間帯に訪問介護員(通称「ホームヘルパー」さん)がご家族の代わりになって

  • 食事の用意や方付け
  • ご本人の衣類の洗濯
  • 掃除

などのお世話を代行してくれる、とても便利なサービスです。

 

訪問系サービスの種類

 

2種類に分けられる訪問系

訪問系サービスを利用するうえで、形態としては大きくは2つに分かれます。

  1. 介護保険を適用するケース
  2. 利用しないケース

 

(1)介護保険を適用するケースのメリット

介護保険を適用してサービスを利用する場合は、介護認定を受けた上で担当となったケアマネジャーに、

  • 利用回数
  • 利用目的
  • 事業所

などの調整を含めたお世話をしてもらうことができます。

 

介護保険での利用形態では、お世話の内容に一部制限はありますが、利用料金が介護保険の1割負担で済むこともあり比較的、リーズナブルな料金で利用が出来ます。

 

料金的なことがメリットだとしたら、色々なルールがあったり自由度が低いというのがデメリットと言えます。

 

(2)利用しないケースのメリット・デメリット

介護保険を利用しない場合は、自分たちで家政婦さんなどを雇い、身の回りのお世話をしてもらいます。

 

家政婦さんを利用する場合には、保険が適用になりませんので、利用料金が、1時間数千円の場合もあり、介護保険に比べると支払う料金が高額になってしまいます。

 

経済的に余裕があれば良いですが、普通の家庭の多くがデメリットになってしまう部分だと思います。

 

その代わり、お世話の内容も多岐にわたるメリットがあります。

 

訪問系サービスのまとめ

利用料金の形態の違いやサービスの内容にやや違いはありますが、忙しい介護者にとっては非常に便利なサービスであると言えるでしょう。

 

利用するうえでは、

  • 介護保険を利用するのか?
  • 保険を利用しない形を取るのか?

お金や家庭の状況を事前に考慮しながら、よく検討されてください。

 

日々、忙しい介護者にとっては、とても便利なサービスである訪問介護サービス(ホームヘルプサービス)です。

 

このサービスを上手く利用する為に「メリット」と「デメリット」を理解して利用してみてください!

 

施設に通ってサービスを受ける通所系サービス

在宅サービスのうち通所系のサービスとは、自宅とは別の場所で行っている介護サービスを受けるためのものです。

 

送り迎えをしてもらってその場所を訪れて、必要な介護サービスを受けるができます。

 

通所系介護サービスとは

 

訪問系と通所系の目的の違い

自宅に来てもらえる訪問系サービスもありながら、通所系のサービスの存在意義とは何なのでしょうか?

 

通所系が存在している最大の理由は、社会性の確保いわゆる「閉じこもりの防止」です。

 

様々な事情があったにしても障害を抱えた自分の姿を他人に見せることは、始めのうちは抵抗があるものです。
人はだれしもそうなのですが、プライドの高い人なら余計にその傾向があります。

 

でも、介護付き有料老人ホームに入所すればその施設の入居者とスタッフに、自分という人間が、何が出来て何が出来ないかを判られてしまいます。

 

特別養護老人ホームや地域密着型の施設であっても、これは同じことです。

 

大切なのは、今の自分とこれからの自分について、「どうやって現実的に向き合っていくのか」ということです。

 

この視点は、言い方を換えれば自分の人生を諦めてしまうことになるかもしれませんが、それでも、向き合っていくには前向きな気持ちが必要です。

 

ですから、障害を抱えて最初は消極的になってしまっても、その内に自分の姿を受け入れることが出来て、「それでも生きていくんだ」という積極的な見方を養う必要があると言えます。

 

この為に、通所系のサービスというのは絶大な効果を発揮します。
というのは、障害を抱えて人前に出る事が嫌になってしまうと、どんどんを引きこもり状態になってしまうからです。

 

ですから、通所サービスを利用して他人と接するということ以上に有効な手段はないとも言えます。

 

理学療法士の言葉

ある理学療法士はこう言われました。
「100回の訪問リハよりも1回の通所リハ」
それほど効果があるのですから、逆に言えば重大な役割を担っているとも言えます。

 

また、訪問系と違って利用する方が自宅を離れますので、介護者に何か用事があって家を空けなければならない時には便利とも言えます。

 

施設入所待ちをしている間に訪問系サービスばかりを利用していたら、いざ施設入所の順番が回ってきたのに「絶対にイヤだ!」と意固地になってしまうケースも聞かれます。

 

担当する介護支援専門員とよく相談しながら、バランスのとれたサービスを利用していく必要があります。

 

逆に通所系のデメリット

通所系のサービスをあまり利用し過ぎると、自宅でその方を介護することが嫌になってしまう危険性も秘めています。

 

ですから、訪問系のサービスの最後でも述べた通り、やはりバランスをとる事が非常に大切と言えるでしょう。

 

各通所系施設の詳細は「デイサービスとデイケア」もご覧ください。