自宅に看護職員が来てくれるサービス

訪問看護サービス

訪問看護サービスは、訪問介護や訪問入浴介護と違って、主治医の指示が無ければサービスを受けることが出来ません。

 

担当する介護支援専門員が、どんなに「訪問看護サービスを提供したい」と思っていても、主治医が認めなければ実施されないのです。

 

ですから、訪問看護サービスは、どちらかと言えば自宅に居たとしてもある程度の医療の提供が必要な方が対象と言えます。

 

訪問介護が受けられるサービス

 

訪問看護サービスの種類

大きく分けて、定められた基準を満たした、

  • 都道府県知事が指定を認めた訪問看護ステーションの看護職員が行うサービス
  • 病院や診療所の看護職員が行うサービス

の二つに分けられます。

 

ただし、地域密着型サービスにおける「定期巡回・随時対応型訪問介護事業所※」と連携して、訪問看護を行った場合には、この場合にのみ定められた費用がかかりますので細かく言えば上記と合わせて三種類のサービスとなります。

 

定期的に定められた地域を巡回しながら、かつ必要の連絡があった時には随時に駆けつける事の出来るサービスのこと。

 

訪問看護が必要になるケース

当然、自分で、あるいは何かしらの交通手段によって通院出来る場合は、敢えて訪問看護サービスを提供していく必要性は少なくなります。

 

しかし、月に一回や週に一回の定期的な通院が出来たとしても、毎日の自宅での生活の中で医療的サービスが提供されなければ生活を続けることが難しい場合も出てきます。

 

例えば、高齢者になれば大多数の人が元気な頃とは違った便通に悩まされるでしょう。
つまり、多くの方が便秘気味になるかもしれません。

 

生活習慣を変えたり摂取する水分を増やしたり、お医者さんに下剤を処方してもらって解決する人達は問題がありませんが、ほとんどベッド上で過ごされている様な方の場合はそれが難しくなります

 

この場合、色々な方法がありますが一つの方法としては「浣腸」という方法になり、市販されている小さい浣腸液で排便があれば良いのですが、それでも難しい場合は大きくて奥まで届く浣腸液を注入しなければなりません。

 

この浣腸は、看護師(または准看護師)しか行うことが出来ない医療行為となっていますので、訪問介護員では対応できません。

 

この様な場合、わざわざ浣腸だけをしてもらいに医療機関を受診するという訳にもいかないので「例えば3日に一回の訪問看護で浣腸をしてもらう」ということが必要になってきます。

 

他の事例

浣腸(かんちょう)は比較的安易な例となりますが、他には例えば、高齢になると様々な身体の機能が落ちていきますから、しっかりとした呼吸が出来なくなり、常に息苦しさを感じている様な方が結構大勢いらっしゃいます。

 

この様な方は、肺から身体の各細胞に運ばれる酸素の量が少ないことが原因の場合も多く、その様な場合は酸素が出る機械から酸素を吸入することが必要となります。

 

とある時期になると、芸能人やテレビ局の○○祭りなどでマラソンを行い、帰って来た人がカセットボンベ型の酸素を吸っている姿を目にするかもしれませんが、要はあれですね。

 

ただしカセットはすぐに中身が終わってしまうので使いません。

 

必要なメンテナンスを行いながら半永久的に酸素を出せる装置(酸素濃縮装置などと呼ばれます)があるので、それを自宅に置いて、呼吸が苦しくなった時や常時、酸素を吸うのです。

 

在宅酸素療法(HOT)と呼ばれます。
この様な方は、浣腸よりも高度な医学的管理が必要と言えます。

 

費用については訪問介護と同じ様に時間によって計算されます。

 

リハビリテーション

後は、訪問看護の目的が主に看護業務の一環としてのリハビリテーションを中心としたものである場合には、看護職員の代わりに理学療法士や作業療法士、または言語聴覚士が訪問してくる場合もあります。

 

訪問看護は、訪問介護等とは違い医学的な対応が出来ることから、夜間や早朝における時間帯の訪問看護から、2人以上の看護職員における訪問看護、あるいは24時間連絡が取れる体制を取っています。

 

元々の計画には無い緊急時に行う訪問看護、また、医学的に回復の見込みが少ないと思われる方が、自宅で最期を迎えたい希望の時に行うターミナルケアなど、通り一遍のサービスではなくて必要に応じてサービスが受けられる多様性に富んでいます。

 

ただし、今掲げた訪問看護は、全て通常の訪問看護費用とは別に費用がかかりますので、詳しくは担当する介護支援専門員に確認する必要があります。

 

介護付き有料老人ホームなどへ入居してしまえば、看護職員が必ず配置されていますから安心ですが、医療処置が必要な方が自宅で入居を待つ時には必須の在宅サービスと言えます。