デイサービスとデイケアの共通点と違い

デイサービスとデイケアについて

皆さんはデイサービスとデイケアって、違うものであることをご存じでしょうか?

 

この2つは名前が似ているので「同じサービス」だと思っている方も多いですし、よく言い間違いされている方も多いんですよ。

 

簡単に違いを紹介しますと、

  • デイサービスは「通所介護」
  • デイケアは「通所リハビリ」

となります。

 

どちらも「通所(自宅から施設に通う)」は同じですが、そこで行うのが介護メインなのかリハビリ目的なのかが異なるのですね。

 

日本語にしてみると、少しわかりやすくなりますよね。

 

このページでは、さらに詳しくデイサービスとデイケアの共通点と違いについて紹介しています。

 

デイサービスとデイケアの違い

 

デイサービスとデイケアの共通点

まずは共通点からです。

 

デイサービスとデイケアは在宅サービスの1つで、利用者さんが自宅から通って介護サービスを受けられる場所のことです。

 

共通しているサービスは、

  1. 入浴介助
  2. 食事の提供
  3. 健康状態のチェック
  4. レクリエーション
  5. リハビリ

などです。

 

通う方法

どちらも、自宅と施設の往復を送迎車が送り迎えに来てくれます。
介護職員の方も送迎車に同乗しているので、移動中も安心です。

 

共通で受けられるサービスの内容について

(1)入浴介助

身体の機能低下や認知症で、自宅での入浴が難しくなったり、1人での入浴動作に不安を感じている利用者さんに

  • 機械浴=ストレッチャーや車いすのまま入浴できる
  • 一般浴=職員が介助、付き添い、入浴する

の入浴介助サービスを行っています。

 

(2)食事の提供

利用者さんに合わせた内容の食事を提供しています。

 

たとえば、

  • 糖尿病食
  • ソフト食、刻み食

など、自宅では手間のかかる食事が提供されています。

 

※ソフト食とは:かまなくてもよい形態に仕上げられた、やわらかい食事
※刻み食とは:食物を小さく刻んで食べやすい形状にした食事

 

1人で食事をする事が難しい利用者さんには職員がつき食事介助が行われます。

 

(3)健康状態のチェック

看護職員が常駐しているので

  • バイタルチェック(検温、血圧測定)
  • 身体の状況観察
  • 服薬管理、介助

などが行われます。

 

バイタルチェックは、来所した時、入浴の前、リハビリの前に行われます。

 

(4)レクリエーション

介護職員が利用者さんのニーズに合わせて、余暇を楽しませてくれます。

  • ゲーム
  • 体操
  • 手芸
  • 外出ツアー(買い物や食事、観光など)

など、それぞれ工夫されたメニューが準備されています。

 

(5)リハビリ

機能訓練士または、看護職員が利用者さんの身体状態の評価をしてリハビリ計画が作成されます。

  • マシーントレーニング
  • 機能訓練士または、看護職員による指導

などが、計画にそって実施されます。

 

リハビリの内容は、デイサービスよりデイケアの方がより深い内容となっています。

 

1から5までのサービスは、デイサービスとデイケア両方で受けられますが、サービス内容に細かな違いがあります。

 

リハビリ

 

デイサービスとデイケアの違う点

デイサービスとデイケアは、それぞれ求められる役割が違います
ここからは異なる点について紹介していきます。

 

目的
デイサービス

利用者さんが楽しみをもって、自宅での生活を続けられるよう援助することが目的となっています。

  • 外出の機会の確保
  • 社会交流ができる
  • 友人との会話やレクリエーションへの参加を楽む

などのサービスを提供しています。

 

デイケア

デイケアの方はリハビリを目的としています。

 

サービス内容は、

  • 機能訓練士(理学療法士や作業療法士)によるリハビリが実施されている
  • 個別にリハビリがある
  • リハビリの時間が少し長めに設定されている

などで、日常生活動作の回復ができるよう機能訓練、指導をすることが求められています。

 

デイサービスより深い内容になっているのは、目的がリハビリだからです。
リハビリに時間を多くかけるため、レクリエーションの時間がデイサービスより短くなることもあります。

 

働いている人達も保有資格からして異なります

目的が違うので、職員の配置にも違いがあります。

 

デイサービス

介護職員(介護福祉士、介護職員初任者研修保持者)が中心になってサービスを行っています。

 

毎日常駐している職員は

  • 介護職員
  • 看護職員

です。

 

週または、月に1度程度くる機能訓練士として、

  • 理学療法士
  • 作業療法士

がいます。

 

利用者さんやケアマネの窓口の役割は、

  • 生活相談員

が担っています。

 

デイケア

リハビリが目的なので、機能訓練士(理学療法士や作業療法士)、看護師が中心となり、サービスを行っています。

 

毎日常駐している職員と機能訓練士

  • 介護職員
  • 看護師
  • 理学療法士
  • 作業療法士

※理学療法士とは:身体の基本的な動き(立つ、座るなど)ができるよう、機能回復を援助する専門家
※作業療法士とは:生活をするための動作(食事、入浴、トイレなど)ができるように、機能回復を援助する専門家

 

利用者さんやケアマネの窓口の役割は

  • 支援相談員

※デイサービスとデイケアの「利用者さんやケアマネの窓口の役割」の名称が「生活相談員」と「支援相談員」違いますが、業務内容はほぼ同じです。

 

通う場所
デイサービス

特別養護老人ホーム、営利団体、NPOなどが行っている老人デイサービスセンターなどに行きます。

 

デイケア

リハビリができる病院、介護老人保健施設などの医療施設で行われます。

 

ケアマネより一言アドバイス!!

デイサービスとデイケアの違いは、理解して頂けたでしょうか?

 

簡単にまとめると、

  • 余暇を楽しみたいなら⇒デイサービス
  • リハビリがしたいなら⇒デイケア

となります。

 

色々と要望が重なり、どっちに行ったらいいのかわからない時は、担当ケアマネージャーに相談してくださいね!!
ニーズに合わせた場所を紹介してくれます。