図書館へ行こう
私にはお金がなかったので独学でお金をかけずに勉強する必要がありましたが、学生時代含めて、まともに勉強したことがなかった私にとって、それは平行棒を逆立ちで渡るくらいの難しさがあったのです。
実際どうしていいのか解らず、ひとまず先輩から過去問集は借りれたのですが、内容が一切理解できませんでした。
しかも勉強していても集中力が切れて勉強できないという始末。
どうしたらいいのか悩んでいた時に、偶然の出会いがあったのです。
助けてくれたのは「カゴメ」の社長
TBSのがっちりマンデー!!という番組はご存知でしょうか?
毎週日曜日の朝に、会社の社長などをゲストに、その会社の儲かっているカラクリ等を紹介する番組です。
その当時、別に熱心に見ていたわけではなく、ただ流れていたのでダラダラ見ていたのですが、ある時カゴメの社長が出ていました。
そして、加藤浩次さんから「若い方に向けたメッセージを」と言われ、そのカゴメの社長が発した言葉が、「本を読め」でした。
それを聞いた瞬間、私の中で何かがカチッとはまり、
「そうか解らないなら本を読めばいいんだ」
と、思うようになったのです。
ですが、
- お金がない
- そもそも本を買うお金がない
どうしたものかと悩んでいると時に、そうか、「お金がないなら、タダで本が読める場所に行けば良いのか」という考えに、ようやくたどり着いたのです。
図書館という選択肢
お恥ずかしい話ですが、まともに本を読んだことのない私は、図書館をほぼ利用したことがありませんでした。
町内にあるのは把握していましたが、行ったことなどありませんでした。
ですが、勇気を出して行ってみることに。
外見は堂々としながらも、内面はビビリながら図書館に突入!
ですが、
グルっと回って出てしまいました。
おいっ!と言われそうですが、まともに図書館利用したこと無い人間にあの雰囲気は耐えられなかったのです。
一回は出てしまいましたが、、その数日後、再突入。
そこで初めてカードを作り、本を借りて行くことになります。
今でも通っている図書館
結論から言いますと、この図書館通いは今現在も続いています。
介護やリハビリ系の専門書を読んで、移乗方法を取得し、それを現場で使用したりする活用方法が基本となります。
また、勉強だけではなく、ホームヘルパー2級を取得したようなヘルパー初心者の場合、利用者の方々の世代が生きてきた資料を読み、理解を深めたりするのも有効です。
その他にも、パーティー系の資料からレクリェーションのネタ探しにしたりもしますよ!
上司との会話にも役立った
経営系や心理系の本を読んで理解することで、上司の立場を理解する勉強も図書館でしました。
様々な本があるので、介護の仕事においてコレほど役立つ場所はありません!
なお、一人暮らしの料理もここのレシピ本で覚えました笑
意外と役立つビジネス本
ビジネス本というのは、ここでは、
- 経営者の体験本
- 心理学
- 仕事の効率を上げるための方法のまとめ
- 自己啓発本
などのことです。
私が読んで良かった本
勉強の仕方に悩み、図書館に出向いた私、ウロウロ探していると「仕事を効率的にすることで、定時終わりを目標にする」というような内容の本を見つけました。
基本残業が当たり前だった介護職でしたので、残業がなくなれば良いと思って借りてみました。
突然の目覚め、仕事の爆速化
今だから言えることですが、ビジネス本は10冊読んで一冊使えたら良い方です。
酷い物になると、最初の方のみ仕事に役立つことを書き、後は自分の理想をダラダラ書いているものもあります。
しかし、逆に言えば10冊読めば一冊は当たります。
そして、この時は最初にして大当たりでした。
- メモ書きのちょっとした工夫
- 書類作成のルール
- 仕事の休憩のとり方
- 段取り方法
など、ほんの少し工夫するだけで、仕事のスピードが歯車噛み合ったように爆速化できたのです。
ダラダラしていた残業はとたんに無く・・・なりはしませんが、かなり短縮されました。
コレに気を良くした私は、仕事関係の書類をどんどん読み漁って効率化していきました。
そうすると、どんどん時間があまり、今まで疲れ果てて出来なかった勉強の時間が確保できるようになったのです。
詰め込むだけでは時間が足りない
例えば、歴史上の偉人のように、どのような状況下でも勉強できる強靭な精神力があればいいのですが、残念ながら私にはそのような力がありません。
どちらかというと、すぐにサボるし、一時的にやる気が湧いても続きません。
介護職員初任者研修のように、講座に通う必要があるならともなく、介護福祉士の場合は家での独学です。
仕事を毎日こなしているのに、そこに無理に勉強時間をねじ込んでも、十分な休憩も家事をやる時間も取れないわけですから続かなくて当たり前です
仕事を効率化して30分余らせる
そこで、仕事を効率化して残業を減らし、30分余らせることに注力するのです。
家ですることに変わりありません、休憩も家事も両方こなします。
ですが、普段より30分でも時間が余れば、そこに勉強時間をねじ込むことが出来ます。
30分あれば、テキストの一章分くらいは進められます。
15分では気持ちが乗ってきません。
どうにか毎日30分間だけ捻出できるように仕事や家事を効率化してみてください。
アイデアがない方は、このページで紹介したように本からヒントを貰うのが良いと思います!
勉強したくない時は場所を変えるのが有効
ビジネス本の力を参考にした結果、仕事を短縮することに成功し、勉強時間を確保することができるようになりました。
これで勉強が進んでトントン拍子で合格・・・
なんて、そう簡単に上手くいく訳がありませんでした。
勉強に飽きてしまうという気持ち的な問題
ビジネス本で学んだことの一つに、
「人間の記憶を長期間、脳に焼き付けるためには、前回覚えたことを、ある程度時間が空いた後に、後追いで復習すると記憶に定着しやすい」
ということがありました。
私はそれを実践して、
- 新しい範囲の勉強
- 数日前の復習
を繰り返して勉強するようにしました。
さらにこれを自分なりにアレンジし、タイマーを利用して全てを10分間で区切って行うようにしました。
その結果、身も蓋もなく言うと「勉強に飽きました」
最初は「勉強している」という充実感を感じられて楽しんでいたのですが、毎日毎日、同じようなことが続けば続くほど、単調な作業化し、さすがに飽きてしまいました。
無論、勉強の効果自体はあり、成績はどんどん上がってきたのですが、反動で勉強しない日が増えてきてて、我が事ながら「これはまずい」と思い始めました。
そこで・・・
場所を変えて集中力を維持
また、何かのビジネス本で学んだことですが、「勉強は場所を変えると集中できる」とあり、その言葉を信じて、勉強場所を変えることにしました。
図書館
最初は図書館にしたのですが、図書館での勉強は「長時間の椅子占拠」という理由で怒られてしまった為、諦めて他の場所を探しまわりました。
ファミレス
おすすめは朝のモーニング時間です。
それも9時〜など、できるだけ中途半端な時間がお勧めです。
ドリンクバーとセットを頼めば、低料金で長く居座れるため一定の確率で使用しました。
注意点としては、朝のおばちゃん集団に出くわすというリスクがあることです。
この集団が近くにいると、うるさくて集中できません。
ちなみに、夜の時間帯は、おばちゃん集団以上に五月蝿いので本当にオススメしません。
スタバ等
場所にもよりますが、ファミレスよりも座席を確保しやすく、景観や雰囲気が良い場所が多いため、休日に多く使用しました。
また、ファミレスより馬鹿騒ぎが少ないため、勉強効率ははかどります。
料金も最低限の物だけ頼むなら、安く済むためオススメします。
しかし、コーヒー1杯で長時間居座っている人も多く、自分もその一人だと思うと少し気が引ける思いがしました。
公園
一見すると良いように見えますが、大抵子供連れのお母さんが遊ばせに来ている為、いい年の大人が一人でいると少しアヤシイ人扱いされてしまいます。
オマケに蚊に刺されたり、虫に食われる頻度が高く、終わった後に皮膚がかゆくなってしまいました。
個人的には自然の中での勉強はオススメしません。
カラオケボックス
一人カラオケを応用した、勉強場所です。
音量を完全にオフにすれば、音的なことはそれほど気になりませんでした。
ドリンクバーや食事もあり、ストレスがたまれば熱唱することも可能です笑
また最大のメリットは、疲れたらソファに寝転ぶことができる点です。
コンビニ駐車場
これはイマイチな案ですがコンビニ駐車場で勉強したこともありました。
店舗の隅っこで小さくなりながら地べたに座ってやったのです。
車を持っている方は、車中という手もアリでしょう。
ですが、この場所は店の迷惑になるためできるだけ短時間で立ち去った方が無難です。
また不審者に見られますし、行儀も悪いため世間体も良くありません。
唯一のメリットは、すぐに飲食物の補充が可能なことです。
職場
もしかしたら最強の勉強場所かもしれません。
- お金はかからない
- 居座れる
- スキルアップを頑張っているんだなと言う目で見られる
ただし、仮にオフだったとしても「緊急時に手伝いに駆り出されてしまう」というデメリットもありました。
勉強は机の上だけでするものではない!?
以上、使えそうなものとそうでないものが混じっていますが、とにかく出歩ける限り、色々外に出て環境を変えて勉強を続けました。
基本的には、お店や施設側に迷惑のかからないようにしなければいけないので、その点を考慮するのが難しかったです。
ですが、集中力が切れたら、ぜひ場所を変えてみてください。
勉強は机の上でだけするものではありません。
こうして、毎日コツコツと勉強を続けたおかげで、私は介護福祉試験に対する知識を付けられました!
次は「受験前、ホテル予約の大切さ!と注意点」です。