介護福祉士の試験問題を初めて知る

介護福祉士に落ちた先輩から学んだ試験の現実

介護福祉士はどんな資格かというと、
物凄く簡単に言ってしまえば、介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)の国家資格バージョンです。

 

最近であれば介護分野も、世間的に重要視され始めており専門性が確立され始めていますので、介護福祉士資格がキャリアアップに必要と考えられています。

 

介護スタッフにとっての介護福祉士

実際のところ、これを取得すると給料が上がるので大抵の方はこれを目指していると思います。

 

ややドライですが、私たち従業員にとっては、

  • 職の安定
  • 給料が上がる

のが目的であることが多いです。

 

取得すると給料が上がる介護福祉士資格

 

しかし、いざ取ってみてみると本当に価値のあるもので、結局この資格が今の私を支えている1つであるのも確かです。

 

この介護福祉士受験記録では、私が介護福祉士を取得するまでのドタバタを書いていきたいと思います。

 

全く勉強していない状態から、お金をあまり使わず、最終的に【一発合格】したまでをまとめています。

 

きっかけは落ちた先輩

キッカケがあったのは介護福祉士試験を受ける一年前のことでした。
働いて二年目、順当に行けば来年には介護福祉士受験です。

 

ところが、その当時の私は全く勉強する気はなく、まぁ適当にやったら出来るだろうと考えていました。

 

そんなある日

介護福祉士試験を受けた先輩が試験問題を施設に持ってきて、私に愚痴り始めました。

  • 先輩:ダメだ、落ちたよ
  • 私:そんな、先輩、断言早すぎますよ
  • 先輩:いや、甘かった、自己採点もダメだった・・・
  • 私:そんなに難しいんですか?
  • 先輩:これ見てみな
  • 私:?????

 

全く意味がわからなかった試験問題
  • 私:何デスカコレ?日本語デスカ?
  • 先輩:だろ・・・俺、本当に勉強してなかったんだ、難しいマジで
  • 私:たしかに・・・これは・・・想像以上すぎる

 

そこに書かれていた問題は、介護の法律関係から歴史関係まで
正直、現場では全く役に立たない物ばかりでしたが、そこには知識としての介護が書かれており、現状の知識ではまったく太刀打ち出来ないものでした。

 

ちなみに、コレを物凄く解りやすく書くと、車の運転が出来る人間に、「車の歴史から各種法律全て答えろ」と言っているようなものです。
なので、専用の勉強をしないと解るわけがないのです。

 

介護福祉士試験の現実を知ってしまった

  • 先輩:もっち、君は勉強しな、来年でしょ
  • 私:はい・・・

 

これを見てから、私の頭の考えは180度ガラッと変わり、

  • このままでは本当にヤバイ
  • 本気にならないと取れないと

思い、勉強を始めようとしたのですが・・・

 

勉強って、どうやるの?

そもそも高校時代から好き勝手して過ごしていたため、勉強自体あまりしたこ記憶がなく試験勉強のやり方自体がわからなかったのです。

 

こうして、私の介護福祉士試験は「勉強の仕方から勉強」することで始まったのです。

 

そう思っていると、介護福祉士受験の【合格講座】があるというではないですか!
自力で勉強するより、こういうのを受講すればいいと一念発起。

 

さっそく申し込もうとしたのですが・・・

 

高い!介護福祉士の講座費用

当時の正確な値段は覚えていませんので、今の値段を調べてみると

  • ユーキャンの合格指導講座で4万5千円
  • CDによる音声講座が1万5千円
  • 筆記試験対策が全部合わせて10万近く

別途、実技免除の講義が、4万5千円から6万2千円くらいかかります。
他、参考書や過去問集などを含めて考えると相当な額に・・・

 

とまあ、書いていると
「おいおい、そんなの当たり前の費用だろ」
と、聞こえてきそうですが、介護福祉士の低給料をなめてはいけないのです。

 

当時、私のお給料+財政事情

  • 年齢22歳(当時)
  • フルタイム
  • 残業毎回一時間
  • 休日ボランティア出勤あり
  • 夜勤込み

手取り11万円です。

 

ボーナスは貰えますが、手取りで9万円です。
いや、書いていて思いますがブラックですね。

 

受講できるお金の余裕がない

 

正直、フリーター時代のほうがまだ稼げていましたが、やはり正社員の安定性は高くそのまま居続けました。

 

ただ、この金額はかなり昔の話であり、現代であればそれなりに上がっており、ここまで酷くはないはず・・・です。

 

ひとり暮らしもしていた

さらに私の場合、介護福祉士受験を考え始めた時が、実家暮らしから一人暮らしへ移行したタイミングでした。

 

若かったこともあり、「新築以外は嫌だ」と、謎の理論を展開し、手取り11万で【月5万円】の家賃の家に入居していたのです。

 

親の支援はなかったため、毎月かろうじてやりくりしながら生活していたものですから、はっきり言って勉強にかけるお金が1円もなかったのです。

 

お金がなくて独学の道へ

結果、私はお金をかけて勉強するという手段がほぼ絶たれてしまい、全く独自の勉強法をしていくことになりました。

 

ですが、「それが良かったのだ」と今は思っています。

 

この時に、親などから金銭的な援助を受けて、介護福祉士を受験していたら・・・
もしかしたら甘えが出て、落ちてしまったかもしれませんし、その後の人生に影響するほどの自信も得られなかったかもしれません。

 

お金がある方に無理に自主勉強を進めるつもりもないですが、お金がかかる資格ですので、無いなら無いなりに独学でも合格できますよ!
ということを伝えたいと思います!

 

次は「図書館へ行こう」です。

 

介護福祉士の詳細ページはこちら!