介護福祉士に合格するコツは専門学校で学ぶこと
介護福祉士の資格を取得した理由は将来性があると思ったからです。
いまは、高齢社会と呼ばれる時代、以前の日本はお年寄り1人に対し若者が10人で支えていましたが、現代は1対1の関係になっています。
このことから時代に合った資格だと思ったのです。
専門学校に通うのが合格への近道でした!
私はこの介護福祉士を平日の昼間に医療福祉専門学校に通って取得しました。
介護の専門学校の介護福祉学科で学んだことは多くあり、
- 介護技術
- 介護概論
からはじまり、心理学から体の構造を学ぶための医学論は非常に参考になりました。
また、それ以外にも、
- 社会福祉学
- 精神福祉学
- 老人福祉学
- レクリエーションや手話、点字
などもしっかりと体系的に学べたのです。
授業の形式は、座学のほかにグループワークもあり、患者さんの症例を想定し、その患者さんに合ったケアの方法を各グループで話し合い発表するというものもありました。
また、2人1組となり傷病状態に合わせたケア方法を実践的に学んだりもします。
カリキュラム・科目の種類
- 介護の基本
- こころとからだのしくみ1
- 発達と老化の理解
- 生活支援技術
- コミュニケーション技術1
- 障害の理解
- 社会の理解
- 介護のための心理と音楽
- 認知症の理解1
- 介護実習
- 臨床心理学
学費の相場は?
各専門学校によっても異なりますが、2年間で180〜220万円が相場です。
ただし、奨学金のような形で「修学資金貸付制度」等の学費支援サポートがあるので、初年度の自己負担は30〜60万円程度で済ませることもできます。
また教育訓練給付制度の対象ですので、ハローワークから10万円が戻ってくることもあります。
ただし戻ってくるのは卒業後です。
通学する期間は?
専門学校ですから基本昼間部2年制となります。
学校によっては昼間でも3年間の長期プランを用意しているところもあります。
ただし、2年より短い期間で卒業できる専門学校は存在していないので、その点はご注意ください。
また夜間部ですと1回の授業のコマが少なくなってしまうので3年制が基本となります。
ただし夜間を開催しているスクールは非常に数が少なくなってしまうのが現状です。
働きながら学べる通信制の学校はあるの?
介護資格の中で一番最初に取得する「介護職員初任者研修(ヘルパー2級)」であっても、通信だけでは取得できず通学が必須となっております。
国家資格となる介護福祉士になると、資格を取るのが目的ではなく実技を習得することに重きを置かれますので、なおさら通信教育そのものが国から認められておりません。
専門学校への入学資格は?
どこの専門学校の願書(パンフレットもしくはホームページ)にも、
- 高等学校卒業程度以上
と書かれています。
つまり高校を卒業(高卒)していたら、入学資格の要件は満たしているということですね。
卒業したら介護福祉士になれるの?
専門学校の卒業生は、介護福祉士の試験を免除されます。
なのであらためて受験する必要がありません。
ただ、ヘルパーから叩き上げで介護福祉士を取得された方は、受験資格を得る為に実務で3年以上働いています。
また、介護福祉士を持っていなくても、現場の知識が豊富なヘルパーさんはたくさんいます。
現場に行った時に「自分は介護福祉士の資格を持っているから偉い」と勘違いしてしまっては、組織で働く上で上手くいくものもいかなくなってしまうので注意しましょう。
就職率は?
各専門学校ともに就職率90%以上としているところが多いですね。
100%と言い切っているところもあります。
施設実習などで使う各種の
- 介護施設
- 高齢者施設
- 老人ホーム
と、就職に関しても太いパイプができていますので、専門学校卒は就職には非常に有利です。
介護福祉士の勉強ができる専門学校の選び方
介護福祉士の専門学校に通う為には通学することが必要になるので、
- 時間
- 距離
的に通える範囲にある、つまり「場所」で決めるのがお勧めの選び方です。
関東にある介護系専門学校の例
- 首都医校
- 東京福祉専門学校
- 日本福祉教育専門学校
- 読売理工専門学校
- 上智社会福祉専門学校
- 埼玉福祉専門学校
身体で学ぶことが大事!
介護福祉士試験の勉強量は結構な量なので、とにかく勉強方法は身体で学ぶことが大切です。
間違った先入観を持たずに、施設などでアルバイトを経験し実際に見て触れることが良い学習方法です。
ただし、ある程度の知識は必要となるので、大まかな項目(認知症・体の構造・身体介護)をある程度、頭の中に入れて関わってみるのも良いです。
私が通っていた学校はその道のエキスパートの先生方が丁寧にわかりやすく教えて頂きとてもい心地良かったです。
なんでも相談にも乗っていただけます。
就活のタイミングでも学校側のサポートがあり、各病院・施設の内容が記載してある資料を見せて頂いたり、面接の練習もしていただけました。
情報を教えてもらえたりと細かなサポートもしていただけます。
いまから目指される方がおられればの参考になれば幸いです。
合格すれば登録証が貰えます!