2割の受講料が返ってくる制度

教育訓練給付制度を自分へのプレッシャーに使う

私が介護支援専門員(ケアマネ)の試験勉強をする上で、気になることが二つありました。
それは「時間」と「お金」でした。

 

堂々と言えることではないのですが、学生の頃から勉強することが苦手でした。
その苦手なことに時間とお金を費やすことは、もっと嫌でした。

 

教育訓練給付制度があることを知る

噂に聞いていた、介護支援専門員の通信教育の相場は5万円前後。
キャリアアップの為とは言えど、自腹で出すには高い金額です。

 

正直、かなり悩みましたがユーキャンの資料請求で頂いたパンフレットにあった「教育訓練給付制度」について、メールにて問い合わせをしてみました。

 

手続きはハローワークになるため、詳細は近くのハローワークにたずねたほうが良いとのことでしたが、私の在職年数や希望講座では給付が可能であり、講座の終了後に2割の返金があることを教えていただきました。

 

ハローワーク

 

そもそも教育訓練給付制度とは?

厚生労働大臣が指定している講座(30個以上の中から)を受講する時のみに受けられる給付制度のことです。

 

受講時には全額自分で受講料を支払う必要がありますが、修了時に支払った学費の20%が戻ってきます。

 

上限は10万円となっていますが、50万円の受講料を払った場合に、20%が10万円となるので、大半の人は20%丸々が支給されることになります!

 

例えば、ケアマネージャー合格講座の受講料が5万円(税込)だったとしたら、後日20%の1万円が自分の銀行口座に振り込まれるということですね。

 

介護で利用できる資格は?

介護支援専門員(ケアマネジャー)はもちろん対象です。
それ以外にも、

などが対象となっています。

 

何回も利用できるの?

初めて利用する方は、雇用保険に加入して1年以上であれば教育訓練給付制度を利用できます。

 

雇用保険は、正社員でも非正規雇用でも加入できるものですが、週20時間以上の勤務時間に満たない方は、会社として加入させなくても良いという法律になっています。

 

ですからヘルパーなどの職種で、パートで働いている方の場合は、

  • 1日6時間
  • 週3勤務

ですと、18時間にしかならないので、雇用保険に加入していないケースも多々あります。

 

そうなると、1年以上働いている場合であっても利用条件を満たしていないということになってしまいますので、お気をつけください!

 

自分が受給資格を満たしているかどうかわからない場合は、お近くのハローワークに行って相談してみると良いと思います。

 

手続きは自動的にされるの?

受給資格を満たしているからと言って、何もせずに普通に受講しただけですと、20%分の授業料は返還されません。

 

きちんと自分で手続きを行う必要があります。

 

(1)お申込時に教育訓練給付制度を利用することを伝える

大事なのは講座にお申し込みする時です。
お申し込みフォームには「教育訓練給付制度の利用有無」について答える欄が設けられていますから、そこで必ず利用するを選んでお申し込みするようにしましょう。

 

(2)きちんと講座を卒業する

そしてきちんとケアマネ講座を修了することも重要です。
もしお申し込みした段階で、受講料の20%が返ってきたらどうなりますか?

 

途中で勉強するのを止めてしまった方や、不正な目的で申し込んだ方まで受給できてしまいますよね。
なので、講座を最後まで終えるということも大事なのです!

 

(3)必要書類をハローワークに提出する

最後に、各スクールから教育訓練給付制度の申請に必要となる書類を受取り、ハローワークに提出しましょう。

 

これで何も問題がなければ、無事に受給ができるはずです。
不明な点は、やはりスクールの事務員の方やハローワークに問い合わせて確認しましょう!

 

お申し込み前の段階で、きちんと流れを確認しておいた方が、自分の心も落ち着くと思います。

 

働きながら勉強するということ

私の職場の先輩の中でケアマネを取得している方の殆どは、産休中に勉強をして合格していました。

 

しかし、私は働きながら勉強をしなければならず、職場でも経験年数が増し、任せてもらえることも多くなっている時期で、仕事のために費やす時間もリフレッシュする時間も大事にしたいと考えていました。

 

そのこともあらかじめユーキャンにメールで伝えると、介護支援専門員は現職の方のキャリアップ資格として、仕事と両立させあまり時間をかけずとも合格することを見込んだ通信教育であることを教えていただきました。

 

本来、1日1〜2時間の勉強を前提とされているようですが、提案されたプランは、1日1日と追いかけていくのではなく、ひと月単位で時間のあるときにテキストで学習し、添削で見直しをすると良いとのことでした。

 

毎日勉強をしなければならないと追い詰められていたため、添削を一ヶ月の最終仕上げとして焦点を合わせられることで、仕事と勉強を切り替えながら両立ができると思いました。

 

勉強したという証に2割が返金される

「教育訓練給付制度を活用して勉強をすれば、当初思っていた予算よりも結果的には安く済むことになる。」
試験までの半年、初めて自分のお金で勉強をすることを決めました。

 

それがいいプレッシャーになり、一ヶ月の添削もペース配分をして無理なくこなしていくことが出来ました。

 

次は「現場の介護員が感じた資格の必要性」です。

 

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